シンガポール5:イスカンダル計画③ |
次にPuteri Harborから内陸側に数km戻ると、Medini IskandarMalaysiaと名付けられた、医療機関が集中指定されている区画があり、ここは多少生活環が感じられる。Gleneagles Medini, Afiat Health Parkといった医療機関が稼働している。レゴランドもこの区画のなかにあるが、周りに人の気配はほとんどなかった(写真)。
ヌサジャヤ地区の近く?にForest Cityと呼ばれる中国資本による埋め立て人口島の新しいコンドミニアム開発地もあるらしいが、運転手によれば未完成らしいのでスキップする。既に十分感じ取れるバブル崩壊濃厚な現状下で、新しい居住区の完成を急ぐのは無謀だろう。
ヌサジャヤ地区を駆け足で見た限り、筆者が直接見た比較対象としては、雲南省昆明の郊外ニュータウンやミャンマーの新首都ネピドーに似ていて、あるいはそれ以上に、生活感の欠如が明らかだ。昆明ニュータウンやネピドーは確実に人口が増えていく予測が立つが、ここはわからない。深センが30年かけて大化けしたように、ジョホール・バルのこの辺も20~30年先は繁栄するのかもしれないが、少なくとも越境都市鉄道ができるまでの10年以内は盛り上がりに欠けたままだろう。最悪の場合、都市国家シンガポールの成長が持続しなければ、ここはゴーストタウン化するかもしれない。
15:15ごろ、国境イミグレポイントに到着。1時間余りの駆け足ツアーだったが、それ以上遅くなるとシンガポール入国が遅くなるといけないので、切り上げた。運転手によれば、セカンドリンクの国境イミグレはGelangPatahという町にあるが、町の中心部は別の方向にあるが大きくはないという。
タクシーのメーターは49.5リンギ(1700~1800円)だったので、50リンギを払うことにするが、リンギの手持ちがほとんどないので、20Sドルを渡し10リンギのお釣りをもらった。イスカンダル計画の雰囲気を見るのがせいぜいだったが、効率のいいセルフ・ツアーだった。