中央回廊ほか3: コーンケンからウドンタニへ |
7月10日、10時前にチェックアウト。地図で確認しておいたバスターミナルまで1kmほどなので、曇り空で暑くなさそうなので歩く。11時発のチケットを108バーツで購入。発車までの待ち時間にターミナルの周りに見つけた軽食屋に入り、身振り手振りで豚肉入り卵麺スープを注文。30バーツ。量が少なくて腹3分目くらいにしかならないが、バスに揺られる前なので、ちょうどいい。
バスは40人乗りの大型で(写真)、筆者の席は4番で運転手のすぐ後ろ。前方の見晴しがいい。左手に昨日のコーンケン大学前を通過し、郊外に出て片側3車線から2車線に減る。舗装がやや古く振動が大きくなる。沿線の土地利用は稲作が減り、トウモロコシ畑が多くなる(写真)。ゴムやキャッサバの栽培も少し見かける。(中略)
12:50、ウドンタニ市街中心部にあるバスターミナルに到着(写真)。約120kmを1時間45分で着いた。バンコクから離れるほど平均時速が徐々に上がっている。道路状況がほとんど変わらないのに対し、交通量が減ることの効果だろう。
ネット予約したホテルはCentral Plazaという大きなショッピングモールに隣接している4つ星のCentara Hotel(1泊40ドルだったか)だが、バスがターミナルに着く寸前に、Central Plazaが正面に見えたので、ホテルまで歩ける距離であることはすぐわかった(写真)。トクトクのお世話になる面倒がなくて済んだ。
ホテルのフロントで、筆者の部屋がまだ用意できていないので14時ごろに戻ってくれと言われる。Central Plazaを散策してランチにする。5階建てのショッピングモールは新しく、広々としている。地下1階にフードコートがあったが、クーポン制なので面倒でやめる。4階にレストランやデザート店が集中している。Pizza CompanyやSizzlerもあったが、Aka(赤)という名前の日本食レストランを見つけ(写真)、写真メニューをみるといろんな定食があるのでそこに入り、エビ天ぷら定食160バーツを注文。バンコクならこのクラスの定食は300バーツほどするだろうから、物価は4割ほど安いのではないか。レストランを出て4階を歩くと、さらに「弥生軒」という日本食チェーン、Kisushiという寿司屋、Oishi Ramenというラーメン屋チェーンもある。同じフロア内を走る「Happy Train」というかわいらしい電動列車まであった(写真)。
午後、ホテルにチェックインしたあと、ウドンタニ鉄道駅のあたりを散策する。Central Plazaを南に突き抜け、Prajak通りに当たって左折し、東へ600 mほど歩くとウドンタニ駅に突き当たる(写真)。
駅の規模はナコーンラチャシマと同じくらいだが、駅前はこちらのほうがはるかに賑やか。駅に至るPrajak通りの北側に、バーが集積する通り、プレチャ市場(TalatPrecha) (写真)、ナイト・マーケットが並ぶ。さらに駅舎の南にはフードコート、ファション専門店、TESCP Lotus、高級レストランなどが並ぶUD Townというショッピングセンターがある(写真)。Nikuyaという名前の焼肉レストランもある。(中略)
雨が上がった18時半ごろ、夕食に出かける。ホテルから歩いて10分ほどのバー通り(写真)の端にあるVikingsCornerという名前の店にテラス席があったので、そこに入る。店のオーナーはノルウェー出身でそういう店名になったのだという。ウェイトレスは大半がレディー・ボーイだった。パパイヤサラダ(50バーツ)、フレンチフライ(40バーツ)、タイガー・ビール(80バーツ)を注文。パパイヤサラダがかなり辛く、頭から汗をかきながら、ビールをおかわりした。
ウボンラチャタニ、ナコーンラチャシマ、コーンケンと比べ、ウドンタニのほうが商業施設が充実している。バー通りはアメリカ兵向けのサービス施設の名残なのだろう。ラオス国境から50kmほどのウドンタニが、ラオス方面から北ベトナムを攻めるための前線基地の役目を果たしていたのだと想像する。