ベトナム北中部14: ハノイからハロンへ② |
11時ごろ、変ったデザインの長いアーチをくぐり(写真)、ハロンの手前約35km地点のUong Biという街に入る。この前後の数kmは左手に線路が並行する。
11:44、南へ下る10号線との分岐点を通過。そのすぐ先にカフェ食堂が見えたので、運転手に伝えてランチ休憩に止まってもらう。DungAnh Coffeeという店の名前だった(写真)。焼きそばや焼き飯類とベトナム式コーヒーを注文し、1人10万ドン(500円)程度だったか。
12:50ごろ、再出発。次の目標は矢崎総業が入居しているというドンマイ工業団地Dong Mai Industrial Zone。大まかな地図では18号線と10号線の分岐点近くにあることはわかっているが、はたして18号線に面しているのか、10号線に面しているのかはわからない。さきほどのカフェで片言の英語で聞いたところ、お客さんの1人がジェスチャー混じりに、18号線沿いを2~3kmほどだ、と説明してくれたので、18号線を先に走るが、5kmほど行ってもそれらしき兆しが見えないので、いい加減な説明を受けたと判断し、Uターンして10号線に戻り、10号線を南へ走る。ところが、こちらも5km以上走ってもそれらしき兆しが見えないので、雑貨商店の前で停車してもらい、運転手に「ドンマイ」、「ヤザキ」はどこかと片言通訳で聞いてもらう。幸い店の老夫婦は場所を知っていて、そこから15kmほどで、結局18号線へ戻ってハロン方向にあるという。
13:20ごろ、ハロンから西へ約33kmと、ハロンに近い位置にドンマイ工業団地をようやく発見。ハイフォンからはアクセスがかなり悪いと思うが、都市圏から離れるほど労働者が集まりやすいこと、日本人駐在員がハロンに居住したほうが生活しやすいことなどが立地の決め手になったのではないかと想像する。側道で見かけた広告看板によると、開発業者はVietnam Giza Engineering and ConstructionJoint Stock Company(GEGA)、契約建設会社はGIZA EBCという名前。
見たところ、大きな入居企業は矢崎総業だけ(写真)。ちょうど従業員を乗せた通勤シャトルバスが工場に戻るところで、正門前がごった返していた(写真)。ダメ元で正門左手の管理棟に行き、日本人マネージャーがいるか英語で聞くが、あまり通じない。そうこうしているうちに、片言の日本語をしゃべる若い男性が出てきた。Assistant Supervisorで、彼は工業団地から10kmほどの出身らしい。ハイフォンの日本語センターで3か月間学習したという。ひらがなはできる。彼によれば、ここの矢崎の工場は2013年に稼働。日本人マネージャー3人。従業員数約6000人だという。