ベトナム南部12: ダラット散策その3 |
3月15日、7時過ぎ起床。まずはダラット市場を見に行く。外に出ると、さすがに朝のダラットは肌寒いだろうと考え、Tシャツとポロシャツを2枚重ねて出る。ところが、空は快晴で、日差しが暖かい。
市場見学は7時台でも遅過ぎるのか、市場の周りの花売り場は売買のピーク時間を過ぎたようで、散らかったゴミを掃いていたりする。それでも昨日の午後遅くよりは賑やかだ(写真)。ダラットセンター地階の肉売り場は迫力があった。豚足や鶏丸ごと、そしてオリ詰めの生きたままの鶏も。市場からロータリーに向かう歩道ではイチゴやアーティチョークの路上売りが並ぶ。
今朝の主な目標は市中心部から東へ1.5〜2km離れたフラワーガーデン。やや遠いが、スアンフーン湖沿いの歩道を散歩するのも気持ちいい。朝日を浴びた湖とその向こうの市街の遠景は絵になる(写真)。しかし、日差しがだんだん強くなり、フラワーガーデンについた頃には汗ばんでいた。湖畔道路はスポーツサイクリングに最適で、本格的なレースチームの練習風景を見た。
フラワーガーデン(写真は入口)には朝から多くの外国人観光客が詰めかけている。中国人とタイ人の団体客がいた。女性の方が多かったように思う。カップルも多い。オッサン単独はほぼいない。花ごころのない筆者にはこのガーデンを評価する能力はほとんどないが、数カ所は写真スポットになるが、敷地面積に対して花壇の密度が小さい。正直ショボいのではないか。入場料3万ドンだから文句は言えないか。まあ気持ちの気候でデートコースとしては最適か。
30分ほどで切り上げて出る。帰りは行きと違うルートで、湖畔と反対側へ、ゴルフコースの丘を左に見ながら、北西方向周りで歩く。交通量が結構あって、静かな散歩とは行かなかった。歩くならやはり湖畔のほうがいい。途中で右手にダラット大学の正門が見える。奥への道路が見えるのでキャンパスは広いのだろうと想像する。ベトナム留学をするならダラットが過ごしやすく、治安も良さそうだ。
ゴルフコースが途絶えた地点から方向感覚を失い、『歩き方』の地図が読みづらくなる。試行錯誤しながら、9時半頃、ホテル近くに到着。合計5kmほどを2時間余りかけてのんびり歩いた。最後は暑くなって汗をかいた。バスの時間が近づいて少し焦る。フラワーガーデンからの帰りはタクシーを拾えば良かった。
朝食場所に迷う余裕がないので、昨晩食べたDa Quy の向かいにあるChocolateRestaurantに入る。Recommendedby Lonely Planetと看板に大きく書いてある。スクランブルエッグのクレープ巻き(5万ドン)とベトナム式コーヒー(3万ドン)を注文。筆者以外の客は若い白人女子5人組。オッサンとしては上品すぎる朝食だった。
3月15日、朝のダラット散策を終えて10時過ぎにホテルの部屋に戻る。汗はかいたがシャワーを浴びるほどではなく、窓を開けて外の空気を入れるだけで汗が引いて気持ちいい。今回は1泊と慌ただしかったが、バンメトートと比べれば、ダラットのほうがはるかに街が発展して垢抜けていて、外国人観光客が連泊するならこちらだろう。タクシーも豊富でボラれることはない。ただし、コンビニはダラットにも見かけなかった。