ベトナム南部2: サイゴンのチャイナタウンへ |
ホテルのすぐ隣に「旅ぶらTNK Travel」という旅行会社があり、夜の飲み食いもほぼ制限なしなので、このホテルは至便だ。ただし、周りが賑やかすぎてビジネス出張には向かないだろう。宿泊客はアジア系と欧米系が半々の印象。
10時過ぎに出かける。今日はここ10年ほどご無沙汰していたチャイナタウンのチョロン地区(第6区)を見ることにする。5kmほどあるが、炎天下ではなさそうなので歩くことにする。
ブイビエン通りを西南西方向へ600mほど歩くとコンクインCong Quynh通りに突き当たり、左折して100mで突き当たりを右折して再び西南西方向へ(通りの名前は不明)800mほど歩くと、右斜め後ろからグエンチャイNguyen Trai通りが合流し、グエンチャイ通りを南西方向に400mほど歩く。そこでグエンチャイ通りが西南西方向に少し方向を変え、そこからひたすら真っ直ぐ2.5kmほど歩くとチャイナタウンの中心部に至る。
『歩き方』によれば、「グエンチャイ通りには地元志向のファッションブティックが並んでおり、夕方以降はチョロン方向へ数kmにわたって洋服やサンダルの屋台が並ぶ」らしい。買い物には無関心な筆者にとって、敢えて夕方にここに戻る気はない。
途中でキティ・ブランドを前面に出した子供服屋を2軒見た(写真)。これだけ激しくキャラクターをパクっていながら、商標料を払っているのかどうかは不明。
中華式の葬式用と思われる、現代自動車の小型トラックの後部を改造した霊柩車を見た(写真)。これはベトナムオリジナルの現地技術ではないだろうか。
一本外れた裏通りには非常に古い場末のアパートのベランダ側に洗濯物が並んでいる風景が見られた(写真)。こういう場所からスタートする家族は2代をかけてベトナミーズ・ドリームを追っているのだろう。中国のような農村・都市戸籍のような話は聞かないので、ベトナムの社会的モビリティは比較的高いのではないか。