3都市⑬: プノンペンその4 中韓のプレゼンス |
3年前に歩いた時に比べ、プノンペン市内はさらに発展している印象。空港から4号線を通って市内のロシア通りにつながる10kmほどの区間に、Royal Phnom Penh Hospital(写真)がオープンし、また、ホンダ、いすゞ、マツダ、三菱、トヨタ、ポルシェ、BMW、起亜と、おびただしい数のディーラーが並んでいる。中国資本による商業施設も数多く建設中。マレーシア系のパクソン(百盛)百貨店が出店予定という看板が見えた。Boo Yong Town Projectという、韓国資本による開発と思われるプロジェクトは3年前から続いている。
市内を南北に走るモニボン通りは日中でも渋滞が激しい。その中心部に位置する23階建てプノンペンタワーの屋上はルーフトップ・バーになっていて、平日でも予約を入れないと席が取れないという。
市街からトンレサップ川を挟んで東側の半島部分ではSokha Hotel(ベトナム資本?)が完成し、半島部分の開発が進んでいる。そちらへ渡す日本カンボジア友好橋に並行して中国援助による橋が開通し(写真)、2本の橋がそれぞれ一方通行になったため、以前より渋滞が緩和されている。これらはどちらも2014年以降の出来事だ。
トンレサップ川の少し南でメコン川が合流するバサック川の中州に、通称「ダイヤモンド・アイランド」と呼ばれるKoh Pich島があり、開発の勢いが著しい。中国資本によるものと思われる”Elite Town”と呼ばれるコンドミニアム群(写真)、シネマコンプレックス、遊園地などがあり、市内第2のインターナショナルスクールも建設中。同島を出たところに、これも中国資本によって建設中の「神州長城」という高層ホテルがあり、その隣に東横インがオープンしている。