雲南省国境地帯14: ムアンシンからルアンナムタへ戻る |
13時、ゲストハウスを引き払う。13:30発のムアンロン行きバスを目指してバスターミナルまで歩く。ムアンロンからバスを乗り換えてメコン川に面するシェンコックへ行く計画だ。15分ほどでターミナルに到着。切符販売窓口で13:30発のムアンロン行きを3万キープで購入。駐車スペースには同じ時刻発の勐腊行き中型バスが停車している(写真)。しかし、定刻になっても筆者のムアンロン行きのミニバス(写真)は筆者以外に誰も乗ってこない。需要が少ないのだ。勐腊行き国際バスはほぼ満席だったので定刻通りに出発。筆者のミニバスは13:45になっても誰も乗り込まず、動く気配はない。
このまま待っていても、大幅に遅れて日暮れまでにシェンコックに着けない可能性が大きい。ムアンシンでさえ宿泊環境が思わしくないので、往復6時間余りかけてさらに田舎と思われるシェンコック(メコン川の貨物船の休憩寄港地として以外の役割はなさそう)へ1泊しに行くというのはやや躊躇していたところなので、シェンコック行きを諦める。タイミングよく14時発のルアンナムタ行きがあるので、ルアンナムタへ引き返すことにする。切符売場で切り替えを頼むと、売場の若い男性は、払戻額が5000キープ発生するので面倒がって舌打ちをしたが、それはそっちの都合で、一向に発車する気配のない筆者のミニバスはどうしてくれるのだ、と英語でやんわり抗議したが、それは彼の知ったことではないようだ。手数料代わりに5000キープを彼に寄付したら機嫌が直った。
ルアンナムタ行きのミニバスはすぐ満杯になり、13:55、定刻より早く発車(写真)。
運転手のすぐ後ろに座ったので、フロントガラス越しに、17A号線の路面状況がよく見える。やはり穴だらけ(写真)。中間地点あたりで少数民族村と思われる集落を見た(写真)。
15:35、乗り合わせたイスラエル人カップルと一緒に、ルアンナムタ中心地のゲストハウスが集積している箇所で降ろしてもらった。所要時間1時間40分、平均時速36kmhと、行きより多少速かった。
下車した地点の目の前が、3日前に満室で入れなかったThoulasith Guesthouse(写真)への導入路だったので、その玄関へ歩いた。玄関には何とReneがいた。彼は翌日からムアンシンへ向かう予定で、その足の便をフロントで相談していた。友人カップルはすでにウドムサイ経由でベトナム方向のムアンクアからボートでルアンパバーンへ戻る旅程へ出発したそうだ。Reneとは、今晩もビール宴会だねと話した(しかしその後、筆者の体調が崩れたのでフォローできなかった)。今日は部屋があるというので、スタッフに2階のB66号室を見せてもらった(写真)。部屋の中もバスルームも新しく、前日までの3泊からかなりのグレードアップだ。1泊7万キープ(約9ドル)というので、問題なく投宿。ルアンナムタではこの宿のコストパフォーマンスが突出して高い。
16時すぎ、Manychanレストランへ行く。17時(日本時間19時)に家族とskypeのあと、前回食べておいしかったフライドチキン・ラープとビアラオダークを注文。
18時半ごろ、気温が下がり、少し寒気がしてきた。熱がありそうだ。急にお腹がゆるくなったので、ゲストハウスへ戻り、トイレに急行。朝から下痢気味でムアンシンでも旧式トイレに3回入ったのだが、本格的に胃腸が悲鳴をあげたようだ。ここ3泊はお湯シャワーなしの生活で胃腸の機能が落ちたようだ。おまけにムアンシンで自転車を漕いで無理したのか、どっと疲れも出た。今日はシャワーからお湯が出てありがたい。風邪にならないよう、20時半ごろ床に就いた。しかし、下痢症状となり、深夜までに4回ほどトイレに通った。