マインラーからメーサイへ戻り、チェンライ・チェンマイへ |
9月7日、朝食後、8:10にマインラーを出発。イミグレ事務所に再び立ち寄って「第4特区出境」のスタンプをもらう(Aさんが一貫して書類を運んでいるのでどんなスタンプかは知らない)。外国人旅行者はミャンマーでは定番の観光コース(ホワイトゾーン)から外れてグレーゾーンに入ると、すべての行政区を越境するたびに入境・出境のスタンプを押してもらうようだ。今回はチャイントンとマインラーでそれぞれ2回ずつ、また3か所のチェックポイントの往復でそれぞれ2回ずつ、合計10個はAさんがスタンプをもらうために歩き回ったことになる。
ほとんど寄り道せずに飛ばし、11時過ぎにチャイントンに到着。運転手氏の自宅兼小売店に寄り、再びチャイントンのイミグレ事務所でスタンプをもらい(これが2回目のチャイントン入・出境にカウントされるのならスタンプは合計で12個)、11:40にチャイントン出発。チャイントンからタチレイまでの3か所のチェックポイントでは、Aさんはこれまでスタンプを押した書類のコピーを4部用意して、イミグレ、税関、警察、軍のそれぞれに提出して回っていた。
まったく寄り道せず、タチレイの中心部に16時に到着。それでもチャイントンから4時間以上かかった。タチレイの国境ゲートに向かう手前1kmくらいに、メインストリートを北へ入るRegina Resort への導入路がある。その道を1kmほど行くと、タイ資本が整備したと思われるリゾート道路に変わり、ゲートをくぐってホテルに至る(写真)。ホテルの1階がギャンブルフロアになっており、6卓ぐらいバカラのテーブルがあった。金曜日の16:00ごろだったが、客はおらず、まだ営業開始していなかった。このリゾートのメインはゴルフコースのようで、マインラーよりかなり健康的(写真)。
タチレイの国境ゲートに16:30に到着(写真)。出入国は15分ほどで済み、時差の30分時計を進めて、17:20ごろ、ゲート出口でメーサイに住む娘さんと合流したAさんに別れを告げ、メーサイのバスターミナルにバイクタクシー(50バーツ)で行く(写真)。
18時発のバス(69バーツ)でチェンライへ。途中2か所の車内チェックポイント(メーサイ国境からシャン産の麻薬を持ち込むルート摘発のために観光バスに対しても設けられたという)があったが、パスポートの提示を求められるほどではなかった。外はすでに暗く、窓の外はよく見えなかったが、片道2車線の国道1号線はきわめてスムーズ。チェンライの第2バスターミナル(市内中心地から5kmほど南)に19時半に到着。チェンライ市街の交差点の渋滞を超えてきたので、15分ほど余分にかかった印象。ネット予約していたチェンライ市街のWiang Inn Hotel(1泊1500バーツ)までメータータクシーで(チップを含めて50バーツ)移動。国境越えの長い距離をカバーした1日で、クタクタだった。
翌9月8日、午前中2時間ほどチェンライの市街を散策した(写真)。大雨に降られて気持ちに余裕はなかったが、ワット・プラケオ、ワット・プラシン、マーケットなどを回った。2005年の訪問時と比べて、チェンライ中心部にはレストランやバーなどが増えている印象だった。国道1号線沿いの郊外にも自動車のショールーム兼ディーラーやショッピングモールがあり(写真)、ゴールデントライアングル方面とチェンマイやバンコク方面の交通を結ぶ結節点となっているのがわかる。
チェンライから昆明へのフライトがないので、フライトのあるチェンマイに一度出なければならなかった。チェンマイ行き(180km, 約3時間)のバス(エアコン付きファーストクラス(VIPより1ランク下)で185バーツ)はチェンライ市街にある第1ターミナルからの発車で、第2ターミナルに停車してからチェンマイへ向かった。国道1号線から118号線に入るが、舗装状態はよく、山道の坂やカーブはあるものの、走行はきわめてスムーズだった。チェンマイは空港が市街から数キロでアクセスはとても便利。しかし、経済発展が速く、市街の渋滞はひどくなる一方のようなので、早晩、郊外へ新空港を建設しても不思議ではない。チェンマイから翌9月9日の夕方便で昆明へ戻った。